LELO Saperavi 2017

ジョージア🇬🇪独立記念日
LELO SAPERAVI 2017
酒石のおまけ話

ジョージア🇬🇪独立記念日

本日、５月２６日はジョージアの独立記念日です。
駐日ジョージア大使館のオンラインイベントに参加いたしました。
その際、私はこのワインを飲みながらお話を聞いておりました。

LELO SAPERAVI 2017

品種：サペラヴィ
ALC：13.5%
産地：ジョージア、カヘティ地方

「LELO」とは「ゴール（トライ）」の意
ラベルを見ていただくと「JAPAN-GEORGIA」の文字。
ラグビーW杯日本大会を記念して作られたラベルだそうです。

外観はダークチェリーレッド、ガーネット。
やはりずっしりとした色味です。
サペラヴィ、ジョージアの言葉で「染める」の意
実際に染色にも使われており、色が濃いです。
サペラヴィというブドウの特徴は「果肉も赤い！」のです。
こういったブドウを「タンテュリエ」と呼び、珍しいものなのです。

プラム、チェリー、微かにミントの香りがします。
全体的に丸みを帯びた味わい。柔らかいタンニンが余韻まで整えてくれます。

酒石のおまけ話

ワインに含まれる成分「酒石酸」が結晶化したもの。
時折、コルクに付着しております。
塩みたいに見えるコレです。

酒石に加里ソーダを化合させると、酒石酸加里ソーダという少し大きな結晶体が精製されます。
これがロッシェル塩と呼ばれるもので、音波をすばやく捉える特性があり、艦船の音波防御レーダー素子に利用されていました。
戦時中、海軍ではこのロッシェル塩を確保する必要があり、ワイン造りの統制緩和がなされ奨励されました。
軍需としての酒石を得るためにワインを造る。そんな時代があったのです。